
日本のシャンソン界は、自分のオリジナルではない曲(カヴァー曲)を歌うのがごく当たり前の世界です。そこで、ある曲を歌ってみたい(自分のレパートリーに入れたい)と思った時、「その歌が元々どうだったのか?」を知る(聴く)事は重要です。カヴァーされる時にアレンジが変わる、メロディが変わる事はよくありますから、オリジナルと聴き比べて、どこがどういじられているのか知れば、その歌のより深い(正しい)理解につながりますし、その歌のどこが好きなのか明確になり、より良い歌を歌う事にもつながると信じます。
しかしながらシャンソンの場合、その原曲の録音が簡単には手に入らない。一昔前までは非常に苦労しました。それが今や圧倒的に簡単に(可能に)なりました。インターネットで「検索」して見つける事です。ネットやパソコンを敬遠される方もいらっしゃるが、こんな便利な手段を使わない手はないと思います。以下、苦手な方を想定して説明します。
パソコンでもスマホでも、インターネットを見る(ブラウザと言います)画面の最上部に虫眼鏡のマークがついている「検索窓(文字が入力できる場所)」があります。そこに聴きたい曲名を入れます。シャンソンのオリジナルを探しているのですから「フランス語(原語)の曲名」を入力しなければ望む結果は得られません。曲名だけでは特定できず、歌手名その他を並べて(1文字分空白を開けて続けて)入力する必要があるかもしれません。うまくいくと検索結果がずらっと表示されます。大抵はその曲の歌詩が載っているページや、動く画像付きで音が流れるページ(You Tubeなど)が並びます。曲名は何も入れずにYouTubeなどのページに飛び、そのページ内の検索窓に曲名を入力する手もあります(サイト内検索と言います)。

この結果は常に一定ではなく、日々刻々と変化していきます。なので何回も同じものを聴く(視る)ためには、保存しておかなければなりません。どうするのか?検索で出て来た結果のページに飛ぶと、先ほどの窓になにやらアルファベットの記号が並びます。これがそのページのアドレス(URLと言います)です。これをメールやメモアプリに貼付けて(コピペすると言います)保存します。次回からはこれを窓に直接入力すれば良い訳です(このアドレス表示窓と検索窓が別になっていることもあります。また貼付けなくてもアドレスをクリックするだけで開いたりします)。人に知らせる(メールで送る)時も、このURL(リンクとも言います)を伝えて下さい。

それにしても、このYou Tube (およびその類い)、随分助かります。何しろピアフやバルバラの動画を1曲毎に観る事ができるのですから。ですがこれらは地球上にいる誰かが「勝手に」視聴できるように投稿しているだけで、気まぐれに、あるいはその音楽の権利を持つ人からの抗議によって削除されたりします。内容に誰かが責任を持っているわけではありません。安定性も正統性も無い代わりに投稿するのも視聴するのも無料、という儚い流動的なシステムです。そこで、削除される前に保存しておきたい人はどうすれば良いか?普通はこういう録音や動画自体をそのまま自分のパソコンやスマホに保存できません。簡単なのは音を鳴らして別の録音機やスマホで録って(撮って)しまうことですね。さらに音が悪くなるのは避けられませんが。オススメは、パソコンでしかできませんが、FireFoxというブラウザに「Download YouTube Videos as MP4」というアドオンを入手して組み込んで下さい。無事組み込まれるとYouTubeを見る時に「ダウンロード」ボタンが追加されます。MP4の方を選び、動画データとして保存します。音にするには、別の適当なツール(Quick Timeなど)で動画→音声変換します。

しかし、手に入る限り正式に販売されているCDなどを入手して頂きたいです。音も良いですし資料も付いてます(付いてない輸入盤もあるが)。ターゲットがはっきりしている場合、実店舗で探すよりインターネット上のAmazonなどで買うのが手っ取り早いです。クレジットカードを使わずにコンビニ等で先に現金を支払って入手することも出来ます。あるいは、ダウンロードサイト(iTunesStoreなど)で1曲だけをデータとして買う事ができます。たいていの場合、目的は1曲ですから、CD丸ごと買うより能率が良いです。ただし歌詩等の資料がつきません(付ける事は可能なのですが、たいていついてません)。

そもそも、どの曲は誰がオリジナルか?といった知識を得るためには、シャンソンアルバムやシャンソンベストコレクションといった楽譜集の巻末にまとめてある1曲毎の備考、あるいは次の2冊が参考になります。この2冊、いずれも入手困難ですが図書館等にあるかも知れません。場合によっては紐解く必要が生じるかも。
永田文夫「シャンソン~世界の名曲とレコード」誠文堂新光社 絶版
薮内久 「シャンソンのアーティストたち」松本工房 古本のみ
しかしながらシャンソンの場合、その原曲の録音が簡単には手に入らない。一昔前までは非常に苦労しました。それが今や圧倒的に簡単に(可能に)なりました。インターネットで「検索」して見つける事です。ネットやパソコンを敬遠される方もいらっしゃるが、こんな便利な手段を使わない手はないと思います。以下、苦手な方を想定して説明します。
パソコンでもスマホでも、インターネットを見る(ブラウザと言います)画面の最上部に虫眼鏡のマークがついている「検索窓(文字が入力できる場所)」があります。そこに聴きたい曲名を入れます。シャンソンのオリジナルを探しているのですから「フランス語(原語)の曲名」を入力しなければ望む結果は得られません。曲名だけでは特定できず、歌手名その他を並べて(1文字分空白を開けて続けて)入力する必要があるかもしれません。うまくいくと検索結果がずらっと表示されます。大抵はその曲の歌詩が載っているページや、動く画像付きで音が流れるページ(You Tubeなど)が並びます。曲名は何も入れずにYouTubeなどのページに飛び、そのページ内の検索窓に曲名を入力する手もあります(サイト内検索と言います)。

この結果は常に一定ではなく、日々刻々と変化していきます。なので何回も同じものを聴く(視る)ためには、保存しておかなければなりません。どうするのか?検索で出て来た結果のページに飛ぶと、先ほどの窓になにやらアルファベットの記号が並びます。これがそのページのアドレス(URLと言います)です。これをメールやメモアプリに貼付けて(コピペすると言います)保存します。次回からはこれを窓に直接入力すれば良い訳です(このアドレス表示窓と検索窓が別になっていることもあります。また貼付けなくてもアドレスをクリックするだけで開いたりします)。人に知らせる(メールで送る)時も、このURL(リンクとも言います)を伝えて下さい。

それにしても、このYou Tube (およびその類い)、随分助かります。何しろピアフやバルバラの動画を1曲毎に観る事ができるのですから。ですがこれらは地球上にいる誰かが「勝手に」視聴できるように投稿しているだけで、気まぐれに、あるいはその音楽の権利を持つ人からの抗議によって削除されたりします。内容に誰かが責任を持っているわけではありません。安定性も正統性も無い代わりに投稿するのも視聴するのも無料、という儚い流動的なシステムです。そこで、削除される前に保存しておきたい人はどうすれば良いか?普通はこういう録音や動画自体をそのまま自分のパソコンやスマホに保存できません。簡単なのは音を鳴らして別の録音機やスマホで録って(撮って)しまうことですね。さらに音が悪くなるのは避けられませんが。オススメは、パソコンでしかできませんが、FireFoxというブラウザに「Download YouTube Videos as MP4」というアドオンを入手して組み込んで下さい。無事組み込まれるとYouTubeを見る時に「ダウンロード」ボタンが追加されます。MP4の方を選び、動画データとして保存します。音にするには、別の適当なツール(Quick Timeなど)で動画→音声変換します。

しかし、手に入る限り正式に販売されているCDなどを入手して頂きたいです。音も良いですし資料も付いてます(付いてない輸入盤もあるが)。ターゲットがはっきりしている場合、実店舗で探すよりインターネット上のAmazonなどで買うのが手っ取り早いです。クレジットカードを使わずにコンビニ等で先に現金を支払って入手することも出来ます。あるいは、ダウンロードサイト(iTunesStoreなど)で1曲だけをデータとして買う事ができます。たいていの場合、目的は1曲ですから、CD丸ごと買うより能率が良いです。ただし歌詩等の資料がつきません(付ける事は可能なのですが、たいていついてません)。

そもそも、どの曲は誰がオリジナルか?といった知識を得るためには、シャンソンアルバムやシャンソンベストコレクションといった楽譜集の巻末にまとめてある1曲毎の備考、あるいは次の2冊が参考になります。この2冊、いずれも入手困難ですが図書館等にあるかも知れません。場合によっては紐解く必要が生じるかも。
永田文夫「シャンソン~世界の名曲とレコード」誠文堂新光社 絶版
薮内久 「シャンソンのアーティストたち」松本工房 古本のみ
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