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吉田幸生WEB

関西を中心に主にシャンソンピアニストとして活動してきた音楽家吉田 幸生のいろいろ

人生初MRI

人生初MRI

金属の頑丈そうな扉がギイっと開くと、中央に装置が。CTとよく似ているが、横たわるとお腹の上に何やらフタをされ、囚われ状態に。手に「気分が悪くなったら押して下さい」とボタンを握らされ、頭にヘッドホンがはめられてスタート。
様々な種類の警告音のような音が代わる代わるランダムに鳴り響く中、筒の中をゆるゆる進む(目を閉じてたのでわからない)。
時々ヘッドホンから「息吸ってー、吐いてー、はい止めて」と指示が入る。なぜかおかしくて吹き出しそうになるのをこらえた。
後半はさらに大工の工事のような音が各種鳴り響き、約30分でようやく終了。

それにしても磁気?による撮影法と聞いてたがえらいガンガンガンガン音がするんだねえ。音波の間違いじゃないのかと素人は思いましたわ。

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入院中です

透析とはどのようなものか

まず、装置のパイプを体に接続するための手術をする。手術室に入るわけではないが、透析室のベッドに横たわると、手術する部位の周りにシートが敷かれ、メスを入れる場所だけ丸い穴の空いたシートを上から被せ、担当の医師は、ちゃんとテレビに出てくる手術の人の格好をしている。
とは言え手術そのものはものの10分で終了。
最初に消毒、局部麻酔し、ややあって先生が「始めます。時々痛いですよ」とおっしゃるので覚悟。メスを入れられた感覚はないが、針を刺すようなチクッチクッとした痛みが2回ほど。と思ったら「はい終わりました」で、もう透析装置本体に動脈パイプ・静脈パイプが繋がれて、体の外を行き来するマイ血液。ひえー。先生はそこで行ってしまう。

複雑に巡らされた管の中をジュルジュルと行き来しているマイ血液。動脈系は赤、静脈系は青でマークされているので何となく流れがわかる。ひときわ大きな、浄水フィルターのような筒は、両端が赤と青になってるので、ここで老廃物を濾してるのかな?と推測。だとしたら横のでっかい機械は何をしてるのだろう?分析?管理?管たちを引っ掛けているワイヤーのタワーの先っちょに信号機が付いていて、異常があると色が変わって知らせる仕組み。患者一人に人がつきっきりではなく数人で適当に見回っておられる。一度自分の装置に赤が点灯してドキドキしたが「ちょっと流れが悪くなったみたいですねー」と言うわけで、パイプの位置を上げたり下げたりして調節。グリーンのランプに戻ってホッとする。時間が来ると「終わりますねー」と声をかけられ、担当者が装置をいじると、パイプはみるみる透明になっていき、全部透明になったらパチパチとパイプを外して、はいおしまい。自分の体には、まるでオーディオのラインイン、アウトのように赤、青の印がついた管が3本ブラブラ。

一度手術を受けてしまえば、後は呼ばれた時に部屋に行くと、パチパチと繋いではいスタート、とわりかしお手軽。そうやって、数人いる患者さん皆ただ寝っ転がってるだけなので、あまりお医者っぽくないスタッフの人たちも何となくのんびりムード。もちろんちゃんと資格を持った専門の方たちだろうけれど。だけど時には「あなた、血圧が急に下がって来たので透析中断しますね」と言われてる人がいたり、身動き一つしないおばあさんの横に、普通は入れない付き添いの人がずっと話しかけてたり、ドラマもある、そんな、週3回の透析の日々。

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昔の思い出その2

約40年前。
阪大軽音に入学して2年目の春だったかな、サックスの大和田哲雄(現在は主にソウル〜ブルース分野で活躍する、超精力的な現役整形外科医師)くんの紹介で、ミナミのバーでピアノ演奏するバイトを手に入れた。
心斎橋と長堀橋の交差する南東角、昔ソニービルだった所の、鰻谷通りを挟んで南向かいのビルの地下にあった「セラバーウィリアムス」。本町に本店があったのかな?今はもうない。

何代か前のピアニストが、今は神戸三ノ宮でグレートブルーを経営されてる安藤義則さんだと聞いたけど、記憶違いかも。
スタッフは男性ばかりで、高級クラブ感たっぷりの、料理とお酒を楽しむ店でした。

ウイークデーの夜、30分3回だったかな、
演奏して、賄い付きで5000円という、
貧乏学生には夢のような待遇、
大喜びでやらして頂きました。
これで4年ほど食いつなぎました。
交通事故で左足小指骨折した時も、
ギブスしたまま仕事してました。

賄いが余った時、でっかいボウルに山盛りのピラフを指差したシェフに「おいお前、それ全部食べとけ」と言われ、必死で平らげて3日分の食費を浮かせたこともあったっけ。コンソメ味の味噌汁もよく出てました。

演奏するにあたっての条件はただ一つ、「静かに、お客様の邪魔にならない演奏を」だけで何を弾こうと自由だったのですが、だいたいは軽音スイング(他大学で言う所のジャズ研)で仕込んだジャズスタンダードや、好きなアメリカンポップス(カーペンターズとかビリージョエルとかね)を弾いてたかな。
弾いてる最中に眠気を催してきて、ハッと気がつけば指が止まっていて、あれ?ちゃんと1曲弾き終わったんかな?てなこともたまにあり。
夕方店に入ると、他のスタッフ(コックさんやホール係)はすでに忙しく立ち働いていて、挨拶しようにもタイミングがなく静かに準備してると、シェフから怒られた。お前なー、それじゃわからんのや、目もくれず動いてる人たち皆に届く大声で「おはよーございますっ!」と言わんかい!っと。基本を教えて頂きました。

その頃やっていたオリジナルフュージョンポップスバンド「マスタージャム」や、今や日本の誇る名医師になってしまった小児心臓外科医師の市川肇さん率いるジャズコンボ「VSQP」その他山のように参加していた練習バンドが自分にとっての本来の音楽活動で、ここの仕事は、ジャズミュージシャンが言う所の所謂「営業」と、心にも留めてませんでしたが、
今思えば、音楽が生業になったのはソロピアノからだったと言えるかも知れません。

この時代を経て、次は住居付きの週末アルバイト、東豊中「カフェフィガロ」時代に突入してゆくのですけれど、その話はまた次回。

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入院しました



皆様。
ご心配をおかけしております。
吉田幸生は11月7日、自覚症状ゼロのまま、血液検査の結果を見た医者から緊急呼び出しを受け、仕事など以ての外、3週間の安静を言い渡されました。腎不全でした。とは言え命に別状はなく元気です。これを機にゆっくり体と心のメンテナンスをします。生まれて初めての入院生活です。
皆様の元にピアノ演奏をお届けできる日までしばらくお待ちあれ。でもベッドの上で暇なので、色々な投稿は増えるかな?

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2017年11月

2017年11月 

★をクリックすると該当のチラシやリンクが出ます。★★は表裏です。

ライブ、コンサートなど

4(土)・5(日)17時半 京都/府立医大前 文化芸術会館
吉永 修子門下生発表会 ドラムス澤 雅一、ベース堺 重幸、シンセ&アコ土井 淳

6(月)19時半 大阪梅田/梅新東交差点 プラザ梅新ビル地下 ジルベールベコー 坂尾彰彦、梨里香、RYOKO羽渕
7(火)11時半(食事付き)京都/御所西 パレスサイドホテル2階 加藤ますえランチコンサート
8(水)19時半 ベコー 上村妙子、村梶映子
10(金)19時45分 大阪/東心斎橋1-7-25 depビルB1F コンテローゼ 香川有美、犬飼加代
11(土)15時 大阪/北新地 Cin CIn 海江田 文ソロライブ
12(日)19時 大阪/中崎町 創徳庵 チエルーム meets シャンソン

13(月)19時半 ベコー  坂尾彰彦、神野妙子、RYOKO羽渕
14(火)19時半 コンテローゼ 井関真人、八馬加代子、森岡怜子
15(水)19時半 ベコー 市原民子ソロライブ
17(金)19時半 コンテローゼ「愛内敬子ママのバースデイライブ」
香川有美、岡本光平、藤本統紀子、浅川美智子、KOMA バイオリンYu-Maと

18(土)13時半 和歌山オールドタイム 柴田 乃生子、SAYURI
18(土)19時半 創徳庵 サラ ギター田村太一と(SARAH-DA)

21(火)15時 大阪/東梅田 曽根崎警察署地下ホール 新庄智恵子ライブ
22(水)12時50分 ロームシアター京都サウスホール 世界健康フォーラム
家森幸男氏、阿木燿子氏らのシンポジウムに大村禮子が歌で余興を努めます。
23(木)14時 岐阜/中津川市付知町白沢 杣工房かいがし イマニシユカライブ ギター西條渉と。
24(金)19時半 コンテローゼ 加納千鶴子、中谷アキ
26(日)14時 神戸/摂津本山 サンジャン トレゾール!シャンソンの宝箱vol.1
須山公美子と牡丹、浅野 美智子、辻川 美樹

竹下ユキソロライブ
28(火)19時半 創徳庵 
29(水)19時 金沢/スタジオK 

講座、歌えますなど
2(木)14時 大阪 コンテローゼで歌えます
9(木)13時半 神戸/三ノ宮 サウンドトア シャンソンクリニック(今夜は帰れない)
17(金)14時 大阪/谷九 サロンダコール シャンソンクリニックフランス語編(ノエル)
30(木)14時 スタジオK シャンソンクリニック(秋のソナタ、いちにち)

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